作成日: 2024年6月21日
宛先: 日本マクドナルド株式会社 マーケティング本部
作成者: マーケティングアナリスト(エンターテインメントコラボレーション担当)
本レポートは、2026年の日本マクドナルドのコラボレーション戦略として、モンスターストライクおよびPokémon Trading Card Game Pocketの市場ポジション、ビジネスモデル、ターゲット層との親和性を評価します。
モンスターストライク(モンスト)は、リアルタイムの協力プレイを重視するモバイルゲームです。YouTuberの積極起用や大規模イベントを通じて、10年以上にわたり強固なファンベースを構築。ゲーム内外でのコミュニケーションを促進するソーシャルプラットフォームとして進化しています。
2024年10月30日に株式会社ポケモン、株式会社クリーチャーズ、株式会社ディー・エヌ・エーによりリリースされたPokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)は、28年の歴史を持つポケモンカードゲームをデジタル化した作品です。毎日無料のカードパックや「イマーシブカード」などの新機能で、収集の喜びを強調しています。
モンストは日本モバイルゲーム市場のトップを維持し、2023年10月時点で累計収益105億ドル(約1.5兆円)を突破。月間アクティブユーザー数は580万人以上で、App Storeの収益ランキング上位を継続的に維持しています。
ポケポケはリリース後数週間で全世界6000万ダウンロード、収益1億8000万ドルを達成。日本は収益シェア40%以上を占め、高額課金ユーザーの存在を示しています。
モンストは基本プレイ無料(F2P)で、ガチャ用の「オーブ」購入(IAP)と動画リワード広告(IAA)を組み合わせたハイブリッドモデルを採用。課金・非課金ユーザー双方から収益を確保しています。
ポケポケもF2Pで、カードパックの購入(IAP)が主な収益源。コレクション価値を重視し、将来的にプレミアムコンテンツの展開が期待されます。
| セグメント | マクドナルド日本 | モンスターストライク | Pokémon TCG Pocket |
|---|---|---|---|
| ファミリー層(親子) | 主要 | 高い | 中程度 |
| 若年層(15-24歳) | 主要 | 高い | 非常に高い |
モンスト: ソーシャルな交流を重視。カジュアルなプレイからキャラクター育成まで幅広いエンゲージメントを持ち、コミュニティ文化を形成しています。
ポケポケ: 収集と対戦に重点。デジタルならではの「イマーシブカード」が所有欲を刺激し、コレクター向けの体験を提供します。
モンスト: 幅広い世代、特にファミリー層との高い親和性。集まる場としてのマクドナルドのブランドイメージと一致。
ポケポケ: 若年層へのリーチ力とポケモンIPの普遍的な魅力により、子供から祖父母まで幅広い層を引き込む可能性を持つ。
熱心なコミュニティとイベント駆動型のエンゲージメントが強み。マクドナルド店舗での限定イベントやグループ活動に適しています。
グローバルなブランド力と収集価値が強み。マクドナルドのプロモーションと連動した限定デジタル/物理アイテムの提供に最適です。